まとめ
エダマメの栽培順序を説明します。栽培の要所でポイント(ひとてま)を豆知識とコツで説明します。
1.特徴
- マメ科
- 果菜類
- 発芽適温25~30℃
- 育成適温20~25℃
- 収穫までの期間は種まきから早生品種で80~90日
2.栽培方法(前半)
2-1畑の作り方
マメ科の野菜を2~3年作っていない場所を選びましょう。
種まき1週間前、1㎡あたり化成肥料50g堆肥1kgを全面にまいて、しっかり耕します。元肥は少なめに施します。幅70 cm高さ15cmのかまぼこ形の畝にして畝の上面を丸くならします。発芽適温に満たない場合は、地温をあげるためマルチシートを敷きます。
マメ科の野菜は根粒菌と共生し、その根粒菌が窒素分を供給してくれるので、窒素肥料を与えすぎると、葉や茎ばかり茂る状態になり、身の付が悪くなります。
畑の土づくり も参考にして下さい
2-2種まき
発芽には25℃以上の温度が必要で株間を20cmでマルチシートに穴をあけます。人差し指を土に入れてまき穴をつくります。その穴1か所につき1粒タネをまきます。エダマメは鳥の大好物でタネの段階から狙われるので、種まき直後から双葉が黄色くなるまで必ず防虫ネットをかけます。
エダマメの発芽率はとても高いので1穴につき1粒にする。発芽不良が心配なら予備としてポット苗にタネをまいて育てておきます。発芽しないところがあれば、本葉が2枚開く頃までに植え付けます。植え付け時期が遅れると育成が悪くなります。
3.栽培方法(後半)
3-1追肥
花が咲き始めるころ、株の周囲に1㎡あたり50gの化成肥料をまきます。肥料が多すぎると葉ばかり茂り実の付が悪くなるので、元肥をしっかり施している場合は追肥は必要ありません。タネから育てた場合は無肥料でも育ちます。
野菜の肥料 こちらも参考にして下さい
収穫量を増やすために種枝を摘心するのもアリ
必ずやることはないが、本葉が5~6枚出た頃に主枝を摘芯して脇芽の成長を促進させます。するとサヤが多く付くので収穫量を殖やすことが出来ます。
エダマメは種まきからの栽培がおすすめだが、時間のない場合は苗を購入するのもアリ。種から育てるより育成期間が短くなり、早く収穫できる。20℃以上での定植が安全。
3-2収穫
株ごと引き抜きます。
株全体の8~9割がふくらんできたら株ごと引き抜いて収穫します。おいしい収穫期は3日程度しかなく、それを過ぎると風味が損なわれ、ヤサのツヤが悪くなったりマメがかたくなったりするので注意しましょう。
うま味は時間を追うごとに逃げていくのですぐに食べましょう。採れたてのエダマメはスーパーで買うよりも味が濃くておいしい。収穫した直後から味が落ちていくので、採ったらなるべく早く食べないともったいないです。
4.害虫と病気と害獣
4-1害虫
害虫はバッタやバッタの仲間が葉を食害する。大量発生でなければ対策は不要です。
4-2害獣
害獣はカモシカやハクビシンで葉や実を食害します。対策は防獣ネットを張る等の障害物対策が有効です。
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