共栄しよう!コンパニオンプランツ

※このブログはアフィリエイト広告を利用しています。
※このブログはアフィリエイト広告を利用しています。
野菜づくり

まとめ
コンパニオンプランツについて簡単に説明します。
組み合わせや効果についても簡単に説明します。
定番のものから、おや!こんな組み合わせもあるんだなど、
コンパニオンプランツについて詳しくなります。

コンパニオンプランツって何だろう!?

コンパニオンプランツとは野菜の近くで育てることで影響を与える植物を利用して栽培を行うことを言います。共栄作物や共存作物ともいわれ2種類以上の植物の組み合わせをいいます。

科学的に証明されている例もありますが、ほとんどは長年の経験やおばあちゃんの知恵袋のように根拠が立証されていないものが多いです。よく聞く物でも期待した効果が得られない場合もあります。

しかし火のない所に煙は立たぬの例えもあるように効果があったからこそ広まったのは事実で、解明されてないところにロマンを感じますね。

コンパニオンプランツのメリットとは

コンパニオンプランツの効果はとても魅力的で、野菜と野菜やハーブの組み合わせにより「害虫防止」「成長促進」「病気予防」「場所の節約」などいい影響をあたえることができます。なのでやらない手はないでしょう。

新しい組み合わせを発見したり、より良い結果をだす方法があるかもしれないと考えると楽しくなりますよね。

ナス科の特徴

ナス科の特徴
ユリ科(ネギ類)を混植して病気対策ができる。
マメ科と混植や後作で養分供給・育成促進になる。
セリ科と混植でお互いの害虫忌避の相性がいい。
ウリ科と混植するとネコブセンチュウが増加し成長を妨げる。
アオイ科と混植するとネコブセンチュウが増加し成長を妨げる。
アブラナ科とは相性が悪いものもある。

トマト・ミニトマトのコンパニオンプランツ

害虫防止:アスパラガスはトマトに付くセンチュウを防ぐ効果があります。
しそ科のバジルなどハーブ類はトマトに付く害虫の他にも蚊やハエも遠ざける効果があります。
マメ科(エダマメ・インゲン)とトマトはお互いに寄ってくる害虫が違うため、害虫同士が避けあう性質を利用します。

育成促進:落花生を混食することで、根に付く菌根菌がリン酸などの養分をトマトが吸収しやすくします。マメ科の根に付く根粒菌が空気中の窒素を固定して土壌を肥沃にすることでトマトに養分を供給します。

病気予防:ヒガンバナ科(ニラ・ネギなど)の植物の根に共生する拮抗菌が分泌する抗生物質が、土壌中の病原菌を減らすことができます。

場所の節約トマトと相性がよく根元に植える背の低い野菜(ニラ・ネギ・落花生・バジル・アスパラガス)

トマト・ミニトマトの栽培方法はこちら

ナスのコンパニオンプランツ

害虫防止:ナスは害虫の食害が葉だけでなく実も被害を受ける。シソ科のバジルはナスに付くテントウムシダマシやアブラムシを忌避する効果がある。蚊やハエを遠ざける効果もある。
マメ科(エダマメ・インゲン)お互いに寄ってくる害虫が違うため、害虫同士が避けあう性質を利用します。

育成促進:マメ類全般と相性が良く根粒菌の効果によって窒素分が土中に補給され育成が促進されます。

病気予防:ヒガンバナ科(ニラ・ネギなど)の植物の根に共生する拮抗菌が分泌する抗生物質が土壌中の病原菌を減らしナスの病気を抑制する。

場所の節約:ナスは高温で土壌の乾燥が進むと実の表面がくぼんだり、ツヤがなくなったりするので、やや日陰を好むパセリを、草丈が低いナスの株元に植え土の乾燥を防ぐ効果を利用する。

ナスの栽培方法はこちら

ジャガイモのコンパニオンプランツ

害虫防止:じゃがいもに付くセンチュウはマリーゴールドの匂いで忌避する効果があります。バジルの香りはジュウニホシテントウ(テントウムシダマシ)が嫌うので飛来を軽減してくれます。
マメ科(エダマメ・インゲン)お互いに寄ってくる害虫が違うため、害虫同士が避けあう性質を利用します。

育成促進:マメ科(エダマメ・インゲン)は根に根粒菌と呼ばれる菌を寄生させることで、窒素分を定着させることができ、ジャガイモへの肥料が少なくできます。

病気予防:ヒガンバナ科(ニラ・ネギなど)の植物の根に共生する拮抗菌が分泌する抗生物質が土壌中の病原菌を減らしジャガイモの病気を抑制してくれる。

ジャガイモの栽培方法はこちら

ピーマンのコンパニオンプランツ

害虫防止:バジルの香りはアブラムシ・葉ダニが嫌うので飛来を軽減してくれます。蚊やハエも遠ざける。
麦を混植するとお互いに寄ってくる害虫が違うため、害虫同士が避けあう性質を利用します。また麦はピーマンの益虫の住処になり害虫の天敵を増やしてくれます。

育成促進:マメ科(ツルナシインゲン)と相性が良く根粒菌の効果によって窒素分が土中に補給され育成が促進されます。

病気予防:ヒガンバナ科(ニラ・ネギなど)の植物の根に共生する拮抗菌が分泌する抗生物質が土壌中の病原菌を減らしピーマンの病気を抑制してくれる。

場所の節約:マメ科(ツルナシインゲン)は、草丈が低く茂りピーマンの株元が日陰になることで保湿され、マルチの役目を果たしてくれます。

ウリ科の特徴

ウリ科の特徴
ユリ科(ネギ類)を混植して病気対策ができる。
マメ科と混植や後作で養分供給・育成促進になる。

キュウリのコンパニオンプランツ

害虫防止:マリーゴールドの匂いがきゅうりに付くセンチュウに忌避する効果があります。

育成促進:株もと付近にパセリを育て自然のマルチとすることで根元を乾燥から防ぐ効果があります。
キュウリは強風に弱いため栽培しているエリアの周りにトウモロコシを植えることで、防風の役割をする。
エダマメの根粒菌の効果によって窒素分が土中に補給され成長を助ける。

病気予防:ヒガンバナ科(ニラ・ネギなど)の根には細菌が共生しており、それらが出す抗生物質がつる割れ病や青枯れ病を防ぎます。

場所の節約:キュウリの葉などが陰を作ることで、地面付近は半日陰になりパセリは半日陰くらいの方が良く育つ。

※注意:キュウリを同じコンパニオンプランツであるネギ類とマメ類と一緒に植えるのはやめましょう。ネギ類の拮抗菌の影響でマメ類の根粒菌が来なくなるからです。

カボチャのコンパニオンプランツ

害虫防止:カボチャに付くセンチュウはマリーゴールドの匂いで忌避する効果があります。

育成促進:過剰な肥料分を長ネギが適度に吸収し、カボチャのつるぼけが起こりにくくなり 実付きがよくなります。

病気予防:ヒガンバナ科(長ネギ)の植物の根に共生する拮抗菌が分泌する抗生物質が土壌中の病原菌を減らしカボチャの病気を抑制してくれる。

場所の節約:トウモロコシは風媒花(ふうばいか)で花粉媒介を風に頼る形の花のため、株数を多くして受粉しやすくします。横に伸びるカボチャと、縦に伸びるトウモロコシを組み合わせることにより、同じウネの栽培で空間を有効に活用することができる。

ズッキーニのコンパニオンプランツ

害虫防止:シソ科(バジル)はアブラムシを忌避する効果がある。蚊やハエを遠ざける効果もある。

育成促進:マメ科(エダマメ)と相性が良く根粒菌の効果によって窒素分が土中に補給され育成が促進されます。

病気予防:ヒガンバナ科(ニラ・ネギ・タマネギなど)の植物の根に共生する拮抗菌が分泌する抗生物質が土壌中の病原菌を減らしオクラの病気を抑制してくれる。

場所の節約:ズッキーニは、根が浅く土の乾燥に弱いので両隣にキク科(リーフレタス)を植え付けるとマルチの代わりになり地表の乾燥を防ぐことができます。リーフレタスも、ズッキーニの葉が程よい日陰になり生育が良くなります。

マメ科の特徴

マメ科の特徴
根に付く根粒菌の効果で土壌を肥沃にする。

エダマメのコンパニオンプランツ

害虫防止:ミントから出る香りにはエダマメに寄って来るカメムシの退避効果があります。
キク科のレタスがエダマメに寄って来る害虫を忌避させる効果があります。

病気予防:マリーゴールドを近くに植えることでテントウムシをエダマメ畑に誘引し、モザイク病ウイルスの媒体となるマメアブラムシを食べて駆除してもらいます。

場所の節約:根の張り方が違うので干渉せずにナス科(ナス・トマト・じゃがいも)とウリ科(キュウリ・ゴーヤー・ズッキーニ)と混植できる。

エダマメの栽培方法はこちら

スナップエンドウのコンパニオンプランツ

害虫防止:トウモロコシは、イネ科なので混植するとセンチュウを増やしません。

育成促進:サツマイモと適地が似ているので、お互い窒素を固定し育成促進する。

病気予防:アブラナ科のルッコラはスナップエンドウと一緒に育てると土の中の根圏微生物相が活発になり病気にかかりづらくなる。

スナップエンドウの栽培方法はこちら

アブラナ科の特徴

アブラナ科の特徴
キク科やセリ科との混植が害虫防除に効果があります。

キャベツのコンパニオンプランツ

害虫防止:キク科(レタス)を近くに植えると独特の香りでモンシロチョウやコナガは寄り付かなります。
また赤い葉のキク科(サニーレタス)だとさらにモンシロチョウやコナガは忌避します。
シソ科(サルビア)も赤色なので有効です。
マメ科(ソラマメ)はアブラムシが付きやすくキャベツと一緒に育てるとアブラムシがやってくるが、天敵のテントウムシも来るので結果としてキャベツのアブラムシを防いでくれる。

育成促進:マメ科全般と相性が良く根粒菌の効果によって窒素分が土中に補給され育成が促進されます。

病気予防:キャベツの根こぶ病の予防として前作に抵抗性ダイコン、エンバクを栽培し病原菌密度を下げる方法がある。

場所の節約:ハコベ・シロツメクサを畝や通路に生やすことで天然のマルチになり、保温・保湿の効果があります。益虫の住みかになりアブラムシをたべてくれる。

キャベツの栽培方法はこちら

ダイコンのコンパニオンプランツ

害虫防止:ダイコンの葉に産卵するモンシロチョウ(アオムシの親)、ヨトウムシ、コナガ、などはキク科のレタスを嫌います。赤い色にも寄り付かないので、赤いサニーレタスがいいです。
マリーゴールドはダイコンに来る線虫を忌避する効果があります。

育成促進:トウモロコシの後作に、ダイコンを育てると良く育ちます。トウモロコシは、イネ科なのでセンチュウを増やしません。トウモロコシは根が直根で土を深くまで耕してくれます。
マメ科の根に付く根粒菌が空気中の窒素を固定して土壌を肥沃にするので、後作でダイコンを育てるとよく育ちます。

病気予防:病気ではないがダイコンは土中に石や土の塊があると、そこで根が二つに分かれてしまい、股根になります。それ以外にも、有機物の塊に根が当たった場合も、股根になるので堆肥などの有機物を混ぜ込む時は、細かく崩してから混ぜ込みましょう。

場所の節約:ルッコラはダイコンのマルチ代わりになります。香りが強く辛みがあるのでおまけで害虫忌避する効果があります。

ダイコンの栽培方法はこちら

ブロッコリーのコンパニオンプランツ

害虫防止:ブロッコリーとキク科(サニーレタス・玉レタス・シュンギク・マリーゴールド)の野菜を一緒に育てるとキク科野菜の独特な香りの効果で害虫や動植物が寄り付かなくなります。
またアブラナ科とキク科はそれぞれ付く害虫が違うので、害虫の性質である別種の害虫はお互いを避けあうことを利用します。
シソ科(サルビア)を一緒に植えるとサルビアの香りと赤い花を嫌い、モンシロチョウやコナガが寄り付かなくなります。

育成促進:マメ科(ソラマメ・エンドウ)と相性が良く根粒菌の効果によって窒素分が土中に補給され育成が促進されます。

場所の節約:ハコベやシロツメクサは土を保温・保湿し、天然のマルチとして利用できます。

ヒガンバナ科の特徴

ヒガンバナ科(ネギ亜科)の特徴
根に共生する拮抗菌が分泌する抗生物質が土壌中の病原菌を減らし病気を抑制してくれる

ニラのコンパニオンプランツ

害虫防止:ネギアザミウマは葉の表面から汁液を吸い小斑点を残し、育成が抑制されてしまうが、スイートアリッサムはネギアザミウマの天敵であるタイリクヒメハナカメムシを長生きさせる効果がある。

育成促進:雑草のアカザは直根の根が深部から水を吸い上げるので、ニラは水分を吸い上げやすくなり柔らかく品質のいいニラができる。ニラの根から出る老廃物をゴーヤの根に共生する微生物が分解してくれる。

病気予防:ネギアブラムシはネギ属に対して萎縮病を媒介するが、ハゼリソウ(アンジェリア)はネギアブラムシの天敵である蜂アブラバチ、アブラコバチ(寄生蜂)を誘引する効果がある。

ネギのコンパニオンプランツ

害虫防止:ネギアザミウマは葉の表面から汁液を吸い小斑点を残し、育成が抑制されてしまうが、スイートアリッサムはネギアザミウマの天敵であるタイリクヒメハナカメムシを長生きさせる効果がある。

育成促進:ネギの根から出る老廃物をゴーヤの根に共生する微生物が分解してくれる。

病気予防:ネギアブラムシはネギ属に対して萎縮病を媒介するが、ハゼリソウ(アンジェリア)はネギアブラムシの天敵である蜂アブラバチ、アブラコバチ(寄生蜂)を誘引する効果がある。

ニンニクのコンパニオンプランツ

害虫防止:ネギアザミウマは葉の表面から汁液を吸い小斑点を残し、育成が抑制されてしまうが、スイートアリッサムはネギアザミウマの天敵であるタイリクヒメハナカメムシを長生きさせる効果がある。
ニンニクの前作で、キュウリを育てるとニンニクの病気を予防することができます。キュウリとニンニクは科が違うので根生菌が異なり連続して栽培しても土壌の病原菌が増えません。
マメ科(クリムソンクローバー)は、アブラムシが寄って来るが、益虫であるテントウムシも呼び寄せるので、害虫被害を軽減する効果がある。

育成促進:マメ科(クリムソンクローバー)は、マルチの代わりになります。ウネに霜柱が立つと、ニンニクの株はその力で浮き上がってきてしまいますしまうが、クリムソンクローバーがそれを防いでくれる。
また根に付く根粒菌の効果によって窒素分が土中に補給され育成が促進されます。

病気予防:ネギアブラムシはネギ属に対して萎縮病を媒介するが、ハゼリソウ(アンジェリア)はネギアブラムシの天敵である蜂アブラバチ、アブラコバチ(寄生蜂)を誘引する効果がある。

セリ科の特徴

セリ科の特徴
特徴のある香りに害虫忌避効果があります。
アブラナ科と相性がいい。

ニンジンのコンパニオンプランツ

害虫防止:アブラナ科(ダイコン・ラディッシュなど)はニンジンの害虫であるキアゲハを忌避させます。マリーゴールドは、土の中のセンチュウ密度を減らす働きがあります。ニンジンの近くに混植したり、前作で植え付けておくとネコブセンチュウやネグサレセンチュウの被害から守ることができます。

育成促進:エダマメの根粒菌の効果によって窒素分が土中に補給され育成が促進されます。

病気予防:ネギ類をニンジンの近くに植えると、ネギの根に付く微生物が抗生物質を出して、ニンジンの病気を予防することができます。

キク科の特徴

キク科の特徴
特徴のある香りに害虫忌避効果があります。
アブラナ科と相性がいい。

レタスのコンパニオンプランツ

害虫防止:キク科(レタス)とアブラナ科(キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・カブ)の野菜を混植するとお互いに付く害虫の種類が違うため、害虫同士で避けあう性質を利用できる。

育成促進:レタスは暑さに弱いので、トマトの根元で栽培すると葉が日除けになり育成を助けます。

場所の節約:ニンジンは根が深いので、根が浅いレタスとはお互いの根が干渉せずに場所を節約し、空間を利用できる。

イネ科の特徴

イネ科の特徴
栽培・収穫後に場外へ排出することによって、養分吸収能力が高いため土壌中に過剰に蓄積された土壌養分消費し、塩類障害を軽減するクリーニングクロップとして使用できる。
マメ科の野菜と相性がいい。

トウモロコシのコンパニオンプランツ

害虫防止:マメ科(エダマメ・インゲン)はトウモロコシの天敵のアワノメイガが寄り付かなくなる。

育成促進:エダマメの根に付く共生菌が作り出すリン酸や微量ミネラル成分をトウモロコシが吸収しやすくし、生育がよくなる。
マメ科の根に付く根粒菌が空気中の窒素を固定して土壌を肥沃にしトウモロコシへ養分供給する。
サトイモの共生菌がトウモロコシの成長促進させる。

病気予防:ヒマワリを近くに植えることでテントウムシをトウモロコシ畑に誘引し、スイートコーンモザイク病のウイルスの媒体となるトウモロコシアブラムシを食べて駆除してもらいます。

場所の節約:つるありインゲンとかぼちゃ、つるありインゲンがトウモロコシの茎を支柱代わりに絡み、かぼちゃは天然のマルチ代わりに利用する。昔からアメリカの先住民の間で行われてきた栽培技術。
トウモロコシの日陰でもミツバは育つ、根のタイプが違う根なので競わない。

ヒルガオ科の特徴

ヒルガオ科の特徴
シソ科(赤シソ)と害虫忌避効果の相性がいい。

サツマイモのコンパニオンプランツ

害虫防止:赤しその赤い葉色が、サツマイモを食害するアカビロウドコガネを忌避する効果があります。マメ科のクロタラリアという植物は、センチュウに有害なアルカロイドを出すのでサツマイモのネコブセンチュウを減らす効果がある。

育成促進:マメ科(エダマメ・インゲン・ササゲ)はサツマイモと適地が似ているので、お互い窒素を固定し育成促進する。
エダマメはサツマイモにとって余分な水分を吸ってくれる。
赤しそが過剰な肥料分を吸収して、サツマイモのつるボケを防ぐ効果がある。

病気予防:たんぽぽ・マリーゴールド・ゼラニウムを近くに植えることでテントウムシをサツマイモ畑に誘引し、病害ウイルスの媒体となるモモアカアブラムシを食べて駆除してもらいます。

サツマイモの栽培方法はこちら

クウシンサイのコンパニオンプランツ

害虫防止:シソ科(バジル・赤シソ)はアブラムシを忌避する効果がある。蚊やハエを遠ざける効果もある。
キク科(サニーレタス・玉レタス・マリーゴールド)の野菜を一緒に育てるとキク科野菜の独特な香りの効果で害虫や動植物が寄り付かなくなります。

育成促進:マメ科(エダマメ)と相性が良く根粒菌の効果によって窒素分が土中に補給され育成が促進されます。

クウシンサイの栽培方法はこちら

アオイ科の特徴

アオイ科の特徴
シソ科と害虫忌避効果の相性がいい。
キク科と害虫忌避効果の相性がいい。

オクラのコンパニオンプランツ

害虫防止:オクラはアブラムシが付きやすい野菜で、アブラムシはしそ科のバジルの香りを嫌うので飛来を軽減してくれます。オクラに付く他の害虫や蚊やハエも遠ざける効果があります。
マリーゴールドはネコブセンチュウの忌避効果によりオクラの根こぶ病・根腐れ病対策に有効な効果があります。

育成促進:マメ科(エダマメ)と相性が良く根粒菌の効果によって窒素分が土中に補給され育成が促進されます。

病気予防:ヒガンバナ科(ニラ・ネギなど)の植物の根に共生する拮抗菌が分泌する抗生物質が土壌中の病原菌を減らしオクラの病気を抑制してくれる。

場所の節約:パセリをオクラの間や根本に植え付けることでパセリが葉を茂らせ土のマルチのような役割をして夏場でも土の水分の蒸発を防ぐ効果があります。

オクラの栽培方法はこちら

キジカクシ科の特徴

キジカクシ科の特徴
ヒガンバナ科(ニラ・ネギ)と混植で病気予防ができる。

アスパラガスのコンパニオンプランツ

害虫防止:トマトはアスパラガスに付く羽虫を防ぐ効果がある。
にんにくは匂いが強いのでアスパラガスの害虫をつきにくくする効果がある。

病気予防:ヒガンバナ科(ニラ・ネギなど)の植物の根に共生する拮抗菌が分泌する抗生物質が土壌中の病原菌を減らすことができます。
アスパラガスと一緒に植えると効果が発揮されやすい。

シソ科の特徴

シソ科の特徴
特徴のある香りに害虫忌避効果があります。
ハーブはアレロパシーで野菜の育成を抑制するものがある。

シソのコンパニオンプランツ

害虫防止:赤シソと青シソは香りが違うので寄ってくる害虫が違い、一緒に植えると害虫同士が避けあう性質があります。
※交雑すると風味や色の鮮やかさが落ちてしまう事があります。

養分供給:サツマイモの過剰な肥料分を赤シソが吸収することで養分供給となり、サツマイモのつるボケを防ぐ相乗効果がある。

コンパニオンプランツの考え方

今回紹介したコンパニオンプランツは次のことを利用することで害虫防止・成長促進・病気予防・場所の節約などの効果を得ています。

アレロパシー
植物が作る物質が他の植物に影響を与えることをアレロパシーという。種族の繁栄のために他種族の植物や虫や菌等に対して成長・発芽の抑制忌避作用殺菌などの阻害的作用成長の促進など共栄的作用がある物質を放出すること。

宿主性特性(しゅくしゅせいとくせい)
害虫や微生物にはそれぞれ特定の野菜しか食べない宿主性特性(宿主性特性)という性質があります。基本的には特定の野菜しか食害したり寄生したりしません。そこを利用し好きな野菜の近くに嫌いな野菜を植えることで食害を抑制・防止することができ、寄生できない野菜が近くにあると、病原菌の繁殖が抑えられます。

バンカープランツ
害虫の天敵を誘引する植物をバンカープランツといいます。アブラムシ対策で近くにヨモギを植えることでヨモギを好むテントウムシを誘引しアブラムシを食べてもらう効果が期待できます。

極相(きょくそう)
自然界ではその地域の植物が移り変わりを経て適合・共存しているので、病気や害虫の付いた植物が少なく、長期にわたり安定した状態であることを極相という。

コメント

タイトルとURLをコピーしました